2017解説

解説(26日・うし)

☆うし年…親は子に厳しく孫には優しい。子孫の情あり

東京新聞TOKYO Web
平成29年5月26日から引用

子を育てるうえで、躾は必要不可欠です。

薬師寺の管主を務められた高田好胤さんも、子供の個性は伸ばすべきだが、個性が野性にならぬように、ときには個性を剪定することも親の役目だとおっしゃっておられたと聞いております。

躾は、しつけ糸のように、子供が正しく生きていけるように指針付けるもの。やがて子は、そのしつけ糸をとり、自分らしく歩んで行きます。

きちんと躾るために、ときには子に厳しくすることもあるでしょう。しかしそれは、愛情から出る厳しさです。

そのすべては、この多様な世界で生きていくための心得です。

ただ、間違ってはいけないことは、子供の人生は子供のもの、ということ。親が自分の都合や価値観を押し付けるような躾は、あってはなりません。

躾があるから、子には厳しく、躾の役割から離れれば、孫には優しくなる、そのどちらも同じ愛情から起こることです。

しかし、親の心が、情を離れて、純粋な愛に至ることができれば、子や孫は一人の独立した人格であることに気付くでしょう。