☆たつ年…街の夕宵美しきかな。出入り多くしてどことなく忙しい日
東京新聞TOKYO Web
平成29年11月25日から引用
1日の時間は限られております、そのため、やりたいこと、やらなければならないことをするべく、慌ただしい、忙しない日々を送ってしまうこともあるかと思います。
さて、心というものは、ゆったりとした穏やかな内側と、波立ち風巻く外側がございます。
常に穏やかでいられる人というのは、この内側の部分が広く、心が凪いでいる状態を維持できる人。
心落ち着かない人というのは、心の外側は、突風と荒波によって乱れ、内側の穏やかな所に辿り着くことができないのかもしれません。
しかし、誰でも、この内側の穏やかな心というのはございます。そこに回帰するためには、どうすればいいのか。
それは、心に空白を与えることです。常に何か物事に追われる日々、五感の刺激を求める日々というのは、心の波が常に荒立っている状態です。
そういった喧騒から離れ、美しいものを見て心を晴らしたり、何もせずじっと内観することで波を落ち着かせて、心の余裕を育んでまいりましょう。
やがて、穏やかで透き通る凪を得たとき、内側に輝く心によって、世を照らしていくことができることでしょう。