☆うし年…清澄な水には魚が棲みにくい。完璧すぎる時こそ注意せよ
東京新聞TOKYO Web
平成29年7月25日から引用
人と接するとき、また、生き方として、絶対的な正しさを目指すことは、決して悪いことではありません。
自分にとっての正しさを超えて、誰にとっても真の正しさ、というものを追求することもあるでしょう。
しかし、その正しさが正しければ正しいだけ、気をつけなければならないことがあります。
それは、この世の中や、そこにいる人々は、その正しさを望んでいるのか、ということです。
正しければ、それは正義であり、誰もがその正しさの中で生きるべきである、というのは、自分の思い込みでしかありません。
人は皆、さまざまな事情の中で、さまざまな問題を抱えながら生きている。そのことを各々が解決しようとしているところに、圧倒的な正しさをかざして接することは、必ずしも良いことではありません。
時には、正しさを行使するのではなく、調和を目指す。この世の中は、絶妙な調和のもとに成り立っていることを改めて認識して、日々過ごしてまいりましょう。