☆たつ年…人の欲の中で飲食ほど強いものはない。欲しいままにすればまず心を害す
東京新聞TOKYO Web
平成29年6月22日から引用
物を食べて美味しい、と思える幸せは、誰もが経験したことがあるでしょう。
食べたら幸せな心持ちになれる、それは人生の中で、とても叶えやすい幸せであると言えます。
また、食べなければ、生きてはいけないというのも事実。
生きていたいという欲と、幸せになりたいという欲が満たされる飲食は、人にとってとても強い引力があります。
さて、欲は、なくした方がいい、と聞いたことがあるかもしれません。
欲とは、人が生きる上での活力となるもの、日々の喜びや楽しみがあるから、人は生きていける。そのため、飲食の喜びも、必要なものです。
欲は、無くすのではなく、小欲であるということ。
貪る心は、同じ質感を呼び寄せます。人生が、貪りや怒りに満たされて、真実から遠ざかっていかないように、控え目でいる、足を知るということが肝要です。