☆う年…灯籠のゆらゆら燃える火を眺め往事を偲ぶ。取り越し苦労の念を払え
東京新聞TOKYO Web
平成29年12月18日から引用
過ぎ去った日々を思った時、自分自身に変化はあったでしょうか。さまざまな出来事を経て今の自分に至る、その人生の節々の自分は、常に同じことを考えていたのか。
思い返してみると、前とは違う感覚感性で生きていることと思います。それは、人の一生というのは常に学ぶことを前提としているから。学ぶとは、単に賢くなるということだけではなく、経験を積むということです。
さて、過去の自分が、将来に対して抱いていた夢や不安は、どれほど実現したでしょう。また、その夢や不安だと思える出来事が起こったあと、自分は、どう変わったでしょうか。良いも悪いも、自分が想い描く通りに起こったでしょうか。
将来に対して想像することは、徒に自分の心にこだわりを持たせるだけのもの。ましてや不安な気持ちを抱いたまま将来を想像した所で、夢物語に終わってしまうことでしょう。
想いを現実に変える力は、空想や幻想ではなく、強い志である。こだわりのない心でこそ、広がりのある未来を創造することが出来るのです。