解説(17日・ひつじ)

☆ひつじ年…心は霧山に迷うが如く、吉運を望みて足元ふらつく

東京新聞TOKYO Web
平成29年9月17日から引用

人生を山脈としてみると、今あなたはどの辺りにいらっしゃいますか。山々の麓(ふもと)で、快適に過ごしていらっしゃり、山は、眺めるものになっているでしょうか。それとも、果敢に山頂を目指して、登っておられるでしょうか。

山の頂に目指す吉運があるとして、そこを目指して歩む。上を向いて山頂を探しながら登っていると、目下の思わぬ樹の根や、岩に躓くことがあるかもしれません。また、突然の山霧に、山頂を見失うかもしれません。

さて、どこを目指すにしても、大切なことがあります。それは、一歩一歩をしっかり歩むということ。目指すものが近くなればなるほど、人は心が浮き立ち、足元が疎かになるもの。人生の山は、一度足を踏み外すと、麓まで一気に転げ落ちてしまうものかもしれません。

目先の希望願望ばかりを見ていたら、気付かぬうちに道を誤り、そこに辿り着くことは出来なくなることもあるのです。

どんな状況であっても、しっかりと、今という時を生きてまいりましょう。人生において近道はないのです、どんなに急な登り道であっても、短期間では難しくとも、毎日、一歩ずつ着実に歩むことで、必ず登りきることができる。

毎日の積み重ねこそ、吉運へと向かう道である。今登っている山が、どんなに険しく高い山なのか、考える必要はないのです。どんな山であっても、一歩一歩進んでいけば、登れぬ山はない。山頂ばかりを気にするのでなく、周りの素晴らしい景色を楽みながら、一歩ずつ進んでまいりましょう。

毎日の一歩一歩が、気付けば幾つもの山を越え、大いなる運を得ることになるでしょう。

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