解説(17日・たつ)

☆たつ年…忘恩の徒は恩を説く。道徳を語る者に道心なし。注意すべき日

東京新聞TOKYO Web
平成29年5月17日から引用

人の手助けがしたい、力になりたいと思う心は、とても大切です。

自分自身が感じたこと、楽になったこと、より良く生きるためにできること、伝えたい気持ちが起こることもあると思います。

しかし、人の生き方を変える、人の心の働き方を変える、というのは、とても難しい。

人が変わるというのは、あくまでもその人自身の気付きによってのみ、変われるのであって、人から何を言われたから変わるものではありません。

そこに、受け入れる心と気付きがなければ、変わりようがないのです。

そもそも、その人は、本当に変わりたいと思っているでしょうか?

こちらが一方的に、変えたいだけなのではないでしょうか。

その人の人生は、もちろんその人のものであり、正しいと思うものも人それぞれ、その価値観は、他人が勝手に判断するものではありません。

人の価値観、個性を大切にすることが、人と接する上で重要なことであり、人に自分の価値観を押し付けることなど、あってはならないのです。

どんなに正しいと思えることであっても、一方的な押し付けは、慢心から起きていること。

一方的に、恩や道徳を謳う者に、真の智慧人はいません。

もしも、相手に変わりたい心があるのなら、変化を受け入れる心があるのなら、その時は、価値観の押し付けではなく、その人にとっての気付きが起こるような方便が説ける、その人こそが、真の智慧人なのです。

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