解説(17日・さる)

☆さる年…人の非は見えやすく、自己の非は難し。自らの非を知れば百難去る

東京新聞TOKYO Web
平成29年11月17日から引用

人はみな、失敗をすることがございます。失敗をしない完璧な人間など、あり得ません。しかし、失敗した時に、その失敗をどう捉えるかにより、その失敗による影響が大きく変わってまいります。

例えば、他者が失敗してしまった場合。人の失敗は、見えやすいもの、それを責めるのか、フォローするのか、放っておくのか、その対応により、相手のこちらに対する印象は、大きく変わってまいります。責めたり叱ったりする行為は、必要なこともありますが、相手の心に遺恨を残し兼ねません。しかし、相手のためにも、自分のためにもなることだと思えるならば叱ること、そしてその後のフォローをしてあげることは、時にとても重要なことです。

さて、では自分が失敗した場合。その失敗に対して、慌てて挽回しようと奔走するのか、謝り通すのか、放っておくのか、もちろんそのケースにもよりますが、どうするべきでしょうか。

まずは、その失敗を客観的に捉えることです。その質を正確に見極めること。他者に迷惑をかけてしまったことに対しては謝らなければなりません。決して、自分の失敗について、目を瞑ってはなりません。失敗を無かったことにしようとする行為は、他者に対しての迷惑になるだけでなく、自分の中に、わだかまりを作ることになります。そのわだかまりは、知らぬうちに自分の心に悪影響を及ぼすことがあるでしょう。

失敗を糧とするのか、失敗を傷とするのかは、本人の捉え方一つ。起こってしまったことは、取り返すことはできません。ある程度の割り切りが必要です。

失敗に対して、キチンと自分で受け入れて、周りに対する配慮をした後は、気持ちを切り替えて前を向くこと。失敗も成功も、人生の流れの中の一つの表れに過ぎません。こだわらず、引きずらず、すべての経験を糧として、歩んでまいりましょう。

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