2017解説

解説(16日・うし)

☆うし年…自分の短所を知っている者は短所より遠ざかる

東京新聞TOKYO Web
平成29年12月16日から引用

この世の中では、自分自身を理解しているとする項目として、長所と短所というものを取り上げます。

自分をいかに冷静に分析できているか、ということも加味してのことでしょうが、これほど自分自身に対する勘違いを生み出すものもないでしょう。

人を構成しているものは、決して長所と短所ではありません。これは、もともとの人間性を、各々の勝手な価値観により分類したに過ぎません。

人が短所だと判断することは、自分自身へのコンプレックスや家族が抱えるコンプレックスなどに対する心の反応によるものが多いでしょう。これは、その人の個性ではなく、乗り越えるべき心の修行です。

自分の短所だと思っていたことは、自分自身の本性ではなく、状況や環境の中で心が感じたわだかまりによって生まれた後天的なものである。そしてそれは、心のわだかまりを解すことで解消されるものなのです。

コンプレックスやわだかまりは、心が何かにこだわり、執着しているから起こる。何にもとらわれることなく、心の執着を取り除くことができれば、自分が短所だと決めつけていたことなど、意識することもなくなるでしょう。

無いを望むでない、有ることが完全であると知る。