☆ね年…書物に学ぶ事も多いけれど書物より離れるのも大いなる教育
東京新聞TOKYO Web
平成29年12月15日から引用
書物には、先人たちの知恵がある。何かを学ぼうとしたとき、書物は大いに役立つことでしょう。
今は、電子書籍なども有り、即座に物事が調べられるようになりました。人は、書物により学び、そのために様々な本が出回っております。
書物によって知識を増やしていく方も、多いことでしょう。
さて、では書物に書かれていることが正しいのか、といえば、そうともいえません。様々な本が、様々な人により、様々な想いによってかかれておりますので、同じ考えの方もいれば、違う考え方の人もいるのは、当然のこと。
まるで事実のようにかかれている本であっても、それが真実を歪曲するためにかかれた書物かもしれない。とくに、歴史書などは、時の権力者によって、一方的に都合良く書かれたものが多くあるでしょう。
書物は、信じるものでなく、そこにある学びをすくい取るものである。どんな書物の中にも、学べることはあります。
書物に書かれたことにこだわるのでなく、その知識への執着から離れて初めて、智慧と成り得るのです。鵜呑みにせず、肥やしとせよ。