解説(13日・いぬ)

☆いぬ年…人間は生涯学ぶために生まれてきたと気づく日

東京新聞TOKYO Web
平成29年12月13日から引用

人は、何のために生まれてきたのか。誰もが一度は考えたことがあるでしょう。

そのことに悩んだ時、人は宗教や思想に傾くこともあります。

ただ時を過ごし、ただ年を取り、ただ死んでいく、日々は坦々と過ぎて行き、大した変化もない。

ブッダは、この世に生きる人たちは、苦しく不幸であるという意味で平等であると、説きました。誰もが、自身の心の働きによって幸せではないと言ったのです。心によって、人は、錯覚の中にとらわれている。その錯覚を除き、何にもとらわれない心になったとき、人は、人生の苦しみから逃れることができる、と。

では、苦しみや迷いから放たれることが人が生きる意味か、といえば、それはあくまでも心の平穏を得たに過ぎないのかもしれません。

自信を苦しめている世俗的なとらわれから解脱することは、あくまでも自由な心の働きを得たに過ぎません。

それは、人生の目的ではなく、目的を成就するために必要な身体的な状態に至ったということであり、その身体を使い何を為すかは、別の話。

人は、今世のみを生きる訳ではありません。人生で得た経験を、魂の糧にする、そうした積み重ねによって、魂は向上していく。

最大の錯覚は、人生は今回のみであるということ。経験は紡がれていくことを知れば、人生の目的は学びであると、気付くこともできるでしょう。

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