2017解説

解説(12日・ね)

☆ね年…人生は短いが苦悩は長し。よく省みれば心は吉転する

東京新聞TOKYO Web
平成29年7月12日から引用

日々というのは、どんな時にも流れてまいります。どんなに楽しいことも苦しいことも、いつかは流れて変容していきます。

過ぎ去った日を思えば、あっという間に今に至る、という感覚にもなるでしょう。苦しい時間が長い、今も続いていると思う方もいらっしゃるかもしれません。

人生というのは、すべて自分の心次第。自分の心の感じ方一つで、その色合いは変わっていきます。

起こる出来事には、楽しみも、苦しみも、存在してはいないのです。そこに楽しみや苦しみの付加価値を付けているのは、それを感じる一人一人の人間の心。同じ出来事でも、楽しみを感じる人と、そうでない人、苦しみを感じる人もいるでしょう。

心が感じることは、その人にとっての事実。それを感じないようにする、ということはできません。

心を上手く働かせるコツは、物事には楽しいも苦しいも無い、ということを理解することです。すべてはあるがまま、起こるべくして起こっている。

そして、ただ日々を流されて過ごすのではなく、自分の中にルールを作り、そのルールの下で生活をするということ。これは、こだわりを作る、ということではありません。日々、どこかで、些末なことに流されて時間を取られてはいませんか。ここでいうルールとは、自分本来の生き方をするためのルールです。ある程度の協調性は必要なこともありますが、社会や世間で決められた価値観の中で生きる必要は、ないのです。自分の心が感じるまま、心に添って生きるということ。

人生を辛いと思うのは、自分の心に添って生きていないから。心が感じていることに目をつむり、その感じていることを誤魔化して過ごしているから、心はどんどん辛くなっていくのです。

辛いことは、辛いかもしれない、しかしそれをただ辛いと思うのではなく、心はそう感じているのだと、受け入れましょう。受け入れるだけでも、心の負担は違ってくるでしょう。

ただ、心が感じることは事実ですが、物事にとっての真実ではない、ということは忘れてはなりません。

自分が感じることを大切に、しかしこだわることはなく、感情も日々と同じくさらさらと流れていくものだと理解して、わがままに生きるのではなく、あるがままに生きていきましょう。

受け入れて、こだわらない生き方ができれば、苦しみも変容していくでしょう。