解説(10日・み)

☆み年…自己の感情を過信する事なかれ。感情に迷い生じ易き故

東京新聞TOKYO Web
平成29年8月10日から引用

自分の高ぶった感情を抑えることができない、という経験は、みなさまされたことがあることと思います。

それは、喜びであったり、怒りであったり、好きや嫌い、かもしれません。

さて、人の感情とは一体何でしょうか。

人は、常にさまざまなものを感じながら生きております。目や耳など、五感で感じたこと、それらに対して、心は常に反応しております。心が想ったことは、そのまま自分の感情として、表に出ていくのです。

しかし、その時感じたことだけが、感情になる訳ではありません。

人は皆、自分の心に蓋をしていることがあるのです。そうしなければ生きてはこれなかった、悩み。自分の魂が、それは許せない、と感じたこと。

それは、今の自分では気が付いていないことかもしれません。蓋をして、繕ってきたせいで、分からなくなっているのです。

しかし、その悩みの機微に触れたとき、人の感情は高ぶりおさまりがつかなくなる。

自分の感情が抑えられなくなったことについて、思い返しましょう。その感情は、表面的な出来事に対するものではありません。表面的なものだと思い、そこで悩んでいては、自分の蓋をしている悩みに気が付くことはできません。

その時の感情に従って行動するのでなく、感情を辿って、自分の悩みの本質を見極めましょう。辿り着くことができたなら、本来の自分自身に戻ることができるでしょう。

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